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消防団学びの窓vol.11



こんにちは!「消防団学びの窓」へようこそ!


消防団の活動を多くの方に知ってもらうために、消防団が行う訓練の内容を紹介しています。


ぜひこの機会に消防団員さんと一緒に学びの窓を開きましょう。



5月12日(日)に大分市内で行われる部長・班長研修で、救助資機材を使用した救出訓練を行います。


vol.10に引き続き、今回は、部長・班長研修で行われる「担架搬送訓練」の内容を紹介します。



ケガをした人がいる場所が危険な場所であれば、その人を安全な場所に移動させる必要があります。


震災時などでは、お互いに協力して搬送しなければならない場合も生じます。


このようなときに備え、できるだけ苦痛を与えずに安全に搬送できる適切な搬送法を学んでおく必要があります。



それでは、部長・班長研修で実施する「担架搬送法」について注意点などを説明します。



【搬送時の注意点】


・担架を持ち上げる際は、腰の負担を極力減らすため、上体を起こし、腰を低くして前進を使って持ち上げます。


・搬送中は、障害物、段差、曲がり角などに注意してお互いに声を掛け合いながら、動揺や振動を少なくします。


・ケガをした人の容態変化に注意しながら適宜声掛けを行います。



【担架搬送法】


・担架に乗せた人の足側を進行方向にして搬送します。


・階段など傾斜のある場所を移動するときは、常に頭側が高くなるように、上りは頭側を進行方向に、下りは足側を進行方向に向けて搬送します。



部長・班長研修では、布担架と応急担架を使って実際に搬送する訓練を行います。


担架搬送は、搬送を行う人にも身体的な負担がかかります。


状況に応じて小休止や持ち手の変更をしながら無理のない活動を行います。


訓練をする際は、しっかりと準備運動を行い、安全管理に努めましょう。

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