消防団学びの窓Vol.15
- 大分市消防団
- 6月10日
- 読了時間: 2分

梅雨入りを迎え、これからの時期は台風や集中豪雨による水害のリスクが高まる季節です。
今回は「消防団学びの窓」として、水害時に消防団がどのような活動を行っているのかをご紹介します。
近年、台風や集中豪雨による水害は各地で多発しており、その被害も以前より大きくなる傾向にあります。
こうした中、地域の防災を支える存在として、消防団への期待はますます高まっています。
水害時の活動では、河川の増水や浸水した地域での警戒や救助、避難の呼びかけなど、注意が必要な場面も少なくありません。
まずは自分自身の安全をしっかり確保し、落ち着いた行動を心がけましょう。
1.水防体制と連携
大分市では、災害の規模に応じた体制で対応します。
災害対策本部が設置された場合は、水防本部と統合され、河川みなと振興課など関係部門と連携して対応します。
関係機関との連絡・報告体制も事前に確認しておきましょう。
2.消防団の主な活動
地域の状況に応じて、消防署と連携しながら以下のような活動を行います
・水防資機材の準備
・管内パトロール(河川水位・道路状況)
・水門等の操作(該当分団)
・避難情報の広報・住民誘導
・土のう積みなどの水防活動
・必要に応じた救出・救助
3.消防団員のパトロール・安全確認のポイント
・ハザードマップ等で危険箇所を事前に確認
・気象情報を常にチェック
・警戒は2名以上で実施し、救命胴衣を着用
・車両使用時は、視界不良や道路状況に注意
・冠水路通行時は、エンジン停止リスクに注意
4.消防団員の避難情報伝達
避難情報は、住民に迅速・正確に伝える必要があります。
発令の有無にかかわらず、危険を感じたら早めの行動を心掛けましょう。
事前に避難場所や経路、伝達方法を確認しておくことが重要です。
詳しくは大分市消防団員育成ガイドラインP101~をご覧ください。
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