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【大分市消防団】令和7年度緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練に参加しました

  • 執筆者の写真: 大分市消防団
    大分市消防団
  • 11月10日
  • 読了時間: 2分
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11月8~9日に、九州各県の消防力が一つに集う「令和7年度 緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練」が大分県で開催され、大分市消防団もこの訓練に参加しました。


全国的に見ても、消防団が実働型の訓練へ参加する例は珍しく、会場では消防庁職員の方々からも驚きと喜びの声があがったほどでした。


今回の訓練で、大分市消防団が担った役割をご紹介します。



■ 1日目


第2方面隊・第3方面隊が広域連携の動線を確保



1日目は、県外から大分市へ進出した部隊が、活動現場へ向かうための誘導を行いました。


緊急消防援助隊は、迅速に現地入りするための「動線」が重要になります。



大分市消防団では、


・第2方面隊が進出拠点から福岡県エネルギー産業基盤即応部隊を現場へ誘導


・第3方面隊が熊本県・佐賀県の統合機動部隊を現場へ誘導


という役割を担当しました。



各部隊が迷いなく進むための「確かな道しるべ」を整えるこの任務は、広域連携の要といえる重要な場面。


しっかりと部隊を誘導する様子には、地元の精通する消防団の頼もしさが満ちていきました。



■ 2日目



第2方面隊が大規模林野火災に先着隊として出動



2日目は、山間部を舞台にした大規模林野火災対応訓練。


ここで第2方面隊は、先着隊として火点に進入し初期消火を実施しました。


炎の動きや地形を読み取りながらの活動は、一瞬の判断が成果を左右します。


その後は、後着した鹿児島県大隊と連携して消火活動を継続。


地元に精通する消防団は鹿児島県大隊に情報提供し、障害物を協力して切り拓きながら現場に向かいます。


県境を越えた連携でホースラインを伸ばし、火勢を挟み込むように抑えていく動きは、まさに消防団の本領発揮でした。



■ おわりに



今回の訓練を通して、団員は広域連携の実際を体で学び、日頃の訓練の積み重ねが確かな力になっていることを再確認しました。


そして消防庁職員からいただいた


「消防団がここまで実働で参加するのは本当に貴重。大分市消防団すごい!」


という言葉は、参加部隊にとって大きな励みとなりました。



大分市消防団は、これからも地域の守り手として、実効性のある訓練と備えを進めてまいります。



なお、今回の訓練の様子は後日ダイジェスト動画として公開予定です。


現在鋭意編集中ですので、どうぞお楽しみに。

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