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消防団学びの窓vol.8



みなさん、こんにちは。お久しぶりに「消防団学びの窓」を開く時間です。


「消防団学びの窓」とは、消防団員さんが、訓練や研修会でどんなことを学んでいるのかを皆さんにも知ってもらうコーナーです。


消防団の活動に興味のある方、消防のことを知りたい方も消防団員さんと一緒に「消防団学びの窓」を開きましょう!



5月12日(日)に大分市内で行われる部長・班長研修で、救助資機材を使用した救出訓練を行います。


発生が危惧される南海トラフ巨大地震により、倒壊家屋が広域的に同時多発した場合に備え、充電式チェーンソーとジャッキを各分団に配備しています。


今回は、部長・班長研修の訓練で使用予定の「充電式チェーンソー」を紹介します。



充電式チェーンソーは、電動機によってチェーンを回転させ、樹木や木材などを切断することができる資機材です。


大分市消防団では、バッテリー式のチェーンソーを各分団に1器配備しています。


それでは、使用時の服装や取扱上の注意点を確認しましょう!



【服装・準備】


切断時には破片等が飛散するおそれがあるため、活動服の襟を立て、保安帽、編上げ靴、防塵メガネ、耐切創手袋、切創防止用保護衣を着装します。



【取扱上の注意点】


・<キックバック現象>切断する対象物と接触するチェーンの位置が間違っていると、チェーンソー自体が跳ね上がることがあるので注意してください。


・切断作業は必ず肩の高さより低い対象物に対して行い、刃が鋭利なため、停止時にも刃の取扱いには十分注意してください。


・周囲の状況に十分注意し、不用意に振り回さないように操作してください。


・切断時には破片などが飛散するので、救助を求めている人のそばで作業する場合は、毛布等で保護措置を行ってから作業を開始します。



チェーンソーを使用する際は、不安全状態・不安全行動を排除し、安全管理を徹底することが不可欠です。


指差し呼称をおこない、団員全員で安全を確認しながら使用してください。



詳しくは、大分市消防団員育成ガイドライン「第3部 防災 地域を守る」に掲載しています。是非、ご覧ください!




チェーンソーは、障害物の除去や、倒壊家屋からの救出時などに使用します。


部長・班長研修では、倒壊家屋の屋根に見立てた板にチェーンソーで開口部を作り、開口部から内部進入して取り残された人を救出する訓練を予定しています。


取扱い方法や注意点をしっかりと確認し、安全第一で取り扱いましょう!

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