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消防団学びの窓 vol.13





こんにちは、皆さん!「消防団学びの窓」の時間がやってきました。


これは、消防団員が訓練や研修で学んでいることを皆さんに知ってもらうためのコーナーです。


消防団の活動に興味がある方や消防団について知りたい方は、ぜひ一緒に「消防団学びの窓」を開きましょう!



1月26日(日)に大分市中央消防署で、大分市消防団の幹部研修を行います。


この研修は、消防団の指揮をとる役割を持つ方面隊長、方面隊副隊長、分団長、副分団長を対象としています。


地震などの災害が発生した際に、団本部から方面隊本部、分団本部、部隊へと指揮命令系統を確立し、情報を収集・伝達する「分団指揮シミュレーション訓練」を行います。



今回は、訓練の重要なポイントである「現場指揮」についてお話しします。



災害現場では状況が急速に変わり、さまざまな情報が錯そうしています。指揮者として、何を指示すべきかを考える必要があります。


すぐに伝えるべき情報は何か、指示の優先順位はどうするか、各部隊の動きは把握できているかなどが重要です。


災害現場では、特に以下の三つの危険情報を優先的に入手し、対応します。



1.人命危険情報:人命に危険がある場合は、すぐに情報を伝え、対応を優先します。


2.延焼危険情報:延焼の危険がある場合は、火点を確認し、優先的に配備する場所を判断します。


3.作業危険情報:作業に危険がある場合は、必ず報告し、全隊に周知します。



これらの三大危険情報をもとに、現場指揮者は指揮サイクルを回しながら指揮を行います。


具体的には、実態把握→状況判断→決断→命令→実行→報告→評価→実態把握という流れです。


今何が起こっているのか、今やるべきことは何か、そしてその結果はどうだったのかを常に考えます。



災害の状況によっては、確実な情報が得られない場合や、実態把握が困難な場合もあります。


その際は、常に最悪の事態を想定し、無駄骨を恐れずに対処することが必要です。


災害状況や部隊の動きを把握し、明確な活動方針のもとで組織的に活動し、被害を軽減することが目標です。


三大危険情報を優先的に入手し、指揮サイクルを回しながら活動を統制することが現場指揮の基本となります。



詳しくは、大分市消防団員育成ガイドライン(78ページ~)をご覧ください。


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