9月3日(日)に消防団部長・班長研修が行われます。
この研修では、防災学習車を使って地域の方々に防災指導をするうえで必要な知識、技術を学びます。
そこで、消防団員さんが、どんなことを学んでいるのかを皆さんに知ってもらうために「消防団学びの窓」と題して紹介します!
今回は、研修内容の1つである火災のメカニズムについて4回に分けてみなさんにお伝えします。
火災を起こさないようにするためには、火災のメカニズムを知っておくことが大切です。
消防団に興味のある方、消防のことを知りたい方も消防団員さんと一緒に「消防団学びの窓」を開きましょう!
そもそも、火災って知っていますか?
火災という言葉には「定義」があります。
【火災の定義】
「火災」とは、人の意図に反して発生し若しくは拡大し、又は放火により発生した、消火の必要のある燃焼現象であって、これを消火するために消火設備又は同程度の効果のあるものの利用を必要とするもの、又は人の意図に反して発生しもしく拡大した爆発現象をいう。
いきなり難しいぞ学びの窓!?
いえ、大丈夫です。難しそうな長い文章ですが、ここで押さえたいキーワードは1つです!
「燃焼現象」
ガスコンロ、暖房器具、焚き火や火力発電など燃焼現象は身近にあります。
「意図された、管理された、制御された」燃焼現象は、我々の生活に不可欠なものです。
しかし、この燃焼現象が「意図せず起こる、管理できなくなる、制御できなくなる」と火災となります。
では、燃焼現象を簡単に説明すると・・・
①燃料と酸素が結びつく⇒②発熱と火炎を伴う急速な酸化反応がおこる⇒③別の物が生成される
(例)木材+酸素⇒熱+光(炎)+二酸化炭素と水
燃料と酸素が反応して「熱」「光」「別の物質」が生成される化学反応を燃焼現象と言います。
この化学反応を起こすためには3つの要素(燃焼の3要素)が必要です。
①燃料
②酸素
③着火エネルギー
この3つが揃うと燃焼現象が起きます。逆をいえば1つでも欠けると燃焼現象は起きません。
今回は、燃焼現象とは何かというお話をさせていただきました。
次回は、燃焼現象を少し詳しく見ていきたいと思います。
消防団員さんは、研修会や訓練を通じて様々ことを学びながら、地域の安全を守ることに繋げています。
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