6月25日(日)に大分市中央消防署にて大分市消防団幹部研修を行いました。
この研修は、方面隊長、方面隊副隊長、分団長、副分団長を対象に行いました。
副分団長以上は幹部として消防団員に対して指揮を執る階級にあります。
参加者は、大分市消防局職員による教養「災害時の組織体制と基礎知識」で災害時における大分市の組織体制や避難行動、避難所での多様性への配慮を学びました。
そして、教養で基礎知識を学んだ後、図上訓練「分団指揮シミュレーション訓練」を行いました。
この訓練は、大分県中部に大雨警報が発令され、災害発生の危険が予想されているという想定で、方面隊本部、分団本部を設置・運営する内容になります。
大雨により災害が多発した場合の、団本部⇔方面隊本部⇔分団本部⇔部での指揮命令系統や情報収集伝達要領を確認しました。
目まぐるしく状況が変化し、様々な情報が入ってくる中、指揮者として何を指示するべきなのか。
すぐに伝えるべき情報は?指示を出す優先順位は?各部隊の動態把握は?
様々な情報が飛び交う災害現場においては、三大危険情報を優先的に入手して対応を優先します。
「人命危険情報」
「延焼危険情報」
「作業危険情報」
そして、三大危険情報をもとに、現場指揮者は指揮サイクルを回しながら指揮を執ります。
実態把握→状況判断→決断→命令→実行→報告→評価→実態把握
今何が起こっているのか。今やるべきことは何か。今やるべきはこれだ!その結果はどうだったか。次は何をするか。
初めて実施した指揮訓練で、多くの事を習得し、多くの気付きを得ることができました。
士気高く、失敗を恐れずに挑戦をする団員の姿を見て、大変頼もしく思いました。
大分市消防団は、大分市を守るため、大分の消防を強くしていきます。
※訓練動画を作成中です。お楽しみに。
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