
大分市消防団では、小中学生が消防団員として防火防災活動に参加する「かた昼消防団」という取り組みを行っています。
「かた昼」とは大分弁で半日のことで、地域の消防団が中心となって、子どもたちに防火防災の知識や技術、自助や共助の精神を身に付けさせることを目的としています。
大分市内には複数のかた昼消防団が活動していますが、今回は、「碩田かた昼消防団」の活動をレポートします。
2月18日(日)、に碩田かた昼消防団と中島分団が碩田学園で体験活動を行いました!
消防団法被に身を包んだ「かた昼消防団員」たちが消防団員から、消防車に乗せてもらったり、ホースや管そうなどを持たせてもらいました。
実際にホースを延ばしてみたり、管そうを持って基本注水姿勢をとってみたりと楽しそうに取り組んでいました。
また、防災学習車を使って、消防団員から消火器の使い方や煙から避難方法を教えてもらいました。
かた昼消防団員たちは、真剣な表情で消防団員の説明を聞いて、実際に水消火器から水を出すことができたときには嬉しそうな表情を見せてくれました。
最後には、敬礼の仕方を教えてもらい、みんなで敬礼をして記念撮影を行いました。
かた昼消防団員に感想を聞いてみると、「地域の消防団員さんから色々なことを教えてもらって楽しかった!消防団の活動を知ることができて面白かったです。」と話してくれました。
また、中島分団の消防団員に話を伺うと「かた昼消防団の活動を通じて、消防団、地域、子どもたちの交流が深まり、防災の輪ができる。私たち消防団員も、子どもたちの成長を見守りながら、自分たちの技術や知識を伝えることで自らの研鑽にもなります。」と語ってくれました。
かた昼消防団は、地域の防災力を高めるだけでなく、子どもたちの夢や希望を育むことにもつながると期待されています。
新型コロナウイルスの影響もあり、大分市消防団のかた昼消防団活動が3年間停滞してしまいましたが、今後も、消防団と地域の連携を強化しながら、かた昼消防団の活動や新たな設立を支援していきます。
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